『さかしま』J・K・ユイスマンス

人は、有り余るお金があった時、

この世の中で思いつく全ての放蕩をこなしてしまうと、

何を目的に生きていけばいいのか分からなくなるのだと思います。

 

地位や名声、そして、

たくさんのブランド品や高級品はむしろ意味がなくなってしまう。

お金で価値を見出すものはすべが無意味に感じてしまうのだと思います。

 

この資本主義社会において、

結局は

お金で全てを手に入れてしまう時代だから、、、。

 

そして、

行き着く先は、人間としての独自の世界観へ、、、。

しかし独自の世界観を作り出した先にまた、世間に興味を持つ。

その繰り返しです。

 

この主人公の、

フロルッサンス・デ・ゼッサントはそんな生涯を過ごします。

 

偏屈で恐ろしく博学な主人公のとにかくとても奇妙な小説です。

主人公デ・ゼッサントのどうかしてる具合に興味が惹かれ

そういう特異な一人の人間の生活を

その頭の中を覗き見している感じがして、

とても面白い作品になっています。

 

ちなみに、
タイトルの『さかしま』は、さかさまという意味で、

道理に背くというような意味で使われています。

ぜひご一読ください。

 

さかしま

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧